埼玉1型糖尿病の会
East Clubについて
<会員資格>
正会員 : 1型糖尿病患者(原則として15歳以上)、患者の家族、医療関係者など
賛助会員 : この会の理解者、協賛者、その他
<目的>
各種行事や勉強会などを行ないながら糖尿病患者間での情報交換、医師や医療従事者と交流することで糖尿病知識の向上に努めること。患者の社会生活を共に考え、より充実したものにすること。
<会の活動>
4月~翌年3月までを1年として、総会ほか各種行事や勉強会があります。
・ 5月 or 6月 : 総会&勉強会
・ 10月 or 11月 : バーベキュー会
・ 2月 or 3月 : 勉強会
(毎年9月に行っていましたサマーキャンプは2023年度より廃止となります)
East CLUBでは他の患者さんがどのような血糖マネジメントをしているのか知りたい、糖尿病の友人を作りたい、各種勉強会で糖尿病について学びたいetc・・・、そのような方を歓迎します。
特にバーベキュー会では皆で食事をしながらインスリン注射のタイミングや量をどのようにするのかなどを実際の現場で体験したり、様々な情報を医師や医療関係メーカーの方々にお聞きしたりできる有意義な場となっています。
勉強会は指導医である森本二郎先生の「East CLUB糖尿病教室」をはじめ、講師をお招きして講演をしていただく機会もあります。
入会前に一度ご参加いただきますとEast CLUBの良き仲間や雰囲気を実感していただけると思います。
ご家族やご友人と一緒のご参加もOK!医療関係者の方々のご参加も大歓迎です。
みんなで糖尿病について語り合い、正しい知識を身につけ、より良い生活につなげられるように会として応援していきます!
年会費 : 正会員・3,000円、賛助会員・5,000円(新型コロナ感染症期間限定措置)
会員特典 : 『月刊 糖尿ライフ さかえ』を毎月お届け、各種行事開催について事前ご案内
~発行が滞っておりますが『East Club通信』の発行も再開予定です~
指導医 : JCHO埼玉メディカルセンター 内科部長 森本 二郎先生
入会方法 : 右の「入会申し込み・お問い合わせ」ボタンより必要事項をご記入ください。
内容を確認し、折り返し事務局よりご連絡を差し上げます。
【会のあゆみ】
1型糖尿病(小児糖尿病・インスリン依存型糖尿病)は糖尿病患者比率が少ないこともあり同じ病気の人たちと知り合える機会は小児糖尿病サマーキャンプに参加する以外はなかなかありませんでした。
とは言えサマーキャンプを卒業する年令になった人たちや小児期以降に発症する人たちにはこういった機会がないこともあり、日本糖尿病協会はヤング(キャンプ卒業以降の人たち)が集える新たな場を提供しました。それが「小児若年糖尿病全国ジャンボリー」、「ヤングDMトップセミナー」でした。
それまで埼玉県ではヤングの会は存在しませんでしたが、1995年に秩父市で「ヤングDMトップセミナー」を開催したことからその時のヤングと医療スタッフが中心となりEast Clubを1996年7月20日に設立しました。
埼玉医科大学小児科医(当時)の佐々木 望先生が指導医として、埼玉社会保険病院(現:埼玉メディカルセンター)内科医、併せて埼玉県糖尿病協会理事長(当時)でもあられた鈴木 裕也先生が事務局として会の活動が始まりました。
2001年度からは指導医・事務局を埼玉社会保険病院(現:埼玉メディカルセンター)内科医の丸山 太郎先生が引き継がれ、医師と患者の垣根を超えたお付き合いをしてくださいました。医学的なことは丸山先生から、日常生活の疑問などはベテラン患者さんに聞いてごらん!と1型糖尿病があってもちゃんと生活できることを後押ししてくれる、まさに患者の気持ちに寄り添ってくれる素敵な先生でした。
会の活動(サマーキャンプ・バーベキュー)には患者の私たちよりも楽しんでいらして、買い出しにも一緒に行くようなお茶目な先生でした。先生のためにイベントを企画しているのでは?と思っていた役員は少なくないと思います(笑)。でも先生が喜んでくれる姿を見るのが私たちの楽しみでもありました。写真撮影と鉄道をこよなく愛し、イベントのときは様々なスナップショットを収めてくださいました。
このまま楽しい時間が続くものと思っていましたが、2012年病に倒れたことで医師の職を退き、闘病生活に入られました。もう一度先生と同じ時間を共有したいとの願いも虚しく、2016年5月に逝去されました。
先生と関わりのあった人たちの哀しみはとても深く、この先どうしたらいいのでしょうか?と問い合わせされた人も数多くいらっしゃいました。受け持っていた患者さんを手放すことになってしまったこと、先生自身が一番悔しい気持ちでいらしたと思っています。その想いに報いるためにも丸山先生から享受した教えを基に実生活を元気に過ごすことが大事なのではと考えます。天国にいる丸山先生はきっと喜んでくれていると思います。
設立当初はサマーキャンプ上がりの10~20代の患者さんが多数だったこともあり「ヤングの会」として名前を掲げてきましたが、その当時のヤングも気がつけば40~50代になり、中・高年期以降に発症する患者さんも増えてきていることから2022年度より「埼玉1型糖尿病の会East Club」として名称を変更することに致しました。
現在は、生前の丸山先生と共に糖尿病診療に従事されていた埼玉メディカルセンター内科医の森本 二郎先生、多田 愛先生に引き継がれ、East Clubを見守っていただいています。